情報学習に関すること

教育現場ではICTの普及スケジュールが進み活用されています

15 June 2016

今日の学校教育現場では、普通教室において小学校では5割以上、中学校で3割以上の学校でデジタルテレビや教師用のコンピュータが使えるようになっていると回答しています。普通教室は生徒や児童が最も長く過ごす場所であり、特に小学校の場合はこの傾向が強いです。小学校では実物投影機が3割、指導者用デジタル教科書は2割の学校で使えるようになっているという報告もあり、ICTの普及スケジュールは順調に進んでいると言えます。普通教室でICTの環境が整ってくれば、さらに使用率が上がるでしょう。

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ICTが普及することによって、身近なところに機器が揃っていれば、別の場所から機器を運んでセッティングするよりもはるかに労力が少なく、より使用しやすくなります。教師用のタブレットとプロジェクターがあれば、すぐに教室で使うことができ、情報を共有できるようになります。

タブレット端末の導入スケジュールが全国的に順調に進んでいる結果、ICT活用が高い教師は家でも使用していたり、今後授業で使用していきたいと考えていたり、授業の中でも協働的な学習に使用していきたいと考えている人が多くなっています。タブレット端末が学校に導入されるようになってくれば、これまで教師が使っていたものを子ども達が使う可能性が高くなります。しかし、1人1台のタブレット導入まではまだ時間が必要な為、当初は協働的な学びの学習など、グループ学習で用いられることが多くなります。今後さらに導入が拡大されれば、1人1台の保有も可能になり、デジタル教科書として利用しながら家庭学習や個人での学習にも用いられるようになるでしょう。

ICTを活用している教師は、生徒同士の意見の議論が増えたり、教え合いや学び合いが増えたり、発表の機会が増えることを期待しています。電子黒板やタブレットを用いることにより、紙の上の勉強ではできなかった、拡大や縮小、転送や保存などが行えるようになります。まずは機器をどんどん使うところから始めて、次第に効果的に使う方法にスライドしていくのが望ましいです。